製品の用途により大手鉄鋼メーカーによる
材料の特徴を生かすべく、
それぞれ吟味された素材を購入します。
機械内にセットされた4片からなるダイスが回転しながらパイプの端を叩き、伸管の際のつかみの部分(細い部分)を作ります。
炉中に鋼管を通過させ、加熱及び冷却の工程により、鋼管を軟化させます。
熱処理の終わった鋼管を希硫酸などにて洗浄し、更に水で洗浄、次に潤滑剤を付けるための下地皮膜処理を行います。
以上の処理が何れも酸性液のため、弱アルカリ液で中和した後、次の伸管工程のための潤滑処理を施します。
冨士ダイス株式会社の製作による工具
(ダイス、プラグ)を使用して鋼管を引き伸ばす作業で、当社の中心的作業です。鋼管の寸法及び精度はこの作業で決定します。
最新の伸管機(ドローベンチ)を使用し、熟練のオペレーターが高品質・高精度の
薄肉・厚肉・異形の各種引き抜き鋼管を製作します。
伸管により長さの伸びた鋼管を、所定の長さに切断します。真直度をさらに高めるため、
数対の対抗した回転するロールの間に通して
矯正し、仕上げます。
完成した鋼管の寸法の他、諸性質を検査し、
安定した高い品質であることを確認します。
梱包し出荷します。